08.26
第26回芸術分析塾ラカン
8月30日(土)予告

今回からグリンバーグの代表論文を読みます。
ひと月に5週がある月なので、特別スケジュールです。
特別レクチャー:中川晋介のPCによる映画制作とアニメ制作について
【塾の紹介】
芸術って、岡本太郎の影響で、キチガイの野蛮な運動であると思い込んでいるのが今の日本です。草間弥生の有名化もあって、敗戦後の日本は、おかしい《野蛮》な人が、芸術家であると認識しています。
確かに人間も芸術も、《野蛮》と《文明》の矛盾の中にあるのですが、世界のトップのアーティストの中には少なくとも《文明人》もいるのです。今日の時代を代表するジェフ・クーンズにしても、シンディ・シャーマンにしても《文明人》です。そしてマチスもセザンヌも《文明人》でした。
しかしピカソや、ダミアン・ハーストや、村上隆、そして草間弥生は《野蛮人》なのです。まあ、つまりどっちでも良いと言うことになってしまいます。
芸術作品を、自分かってに理解していくので良いのです。そして自分勝手に作ってよいのです。自分勝手に買って収集して良いのです
だが、《野蛮》と《文明》の合わせ鏡の迷路に入ってしまうものです。
明治以降の日本人の芸術理解は迷路に入っています。
そして今日の大学教育は巨大な制度ですが、制度は制度として自立してしまっていて、
何も教えてくれません。
芸術分析塾ラカンが、果敢に挑むのは、制度の外部にこそ、真実の知性と探求があると言うことです。
1時限目:朝 10:00~12:00
第4回山本七平研究会(第一期「ある異常体験者の偏見」全4回の4回目最終回)
第2次世界大戦の日本の敗戦から、日本人の精神のゆがみを論ずる名著。暗い気持ちになる本ですが、日本人としては、避けては通れない議論です。
2時限目:昼 13:00~15:00
第7回平田篤胤研究会
平田篤胤の古学を学びます。日本には哲学が無いと言う俗論を否定して、日本人の思索の深さを追求した巨人に学びます。
3時限目:午後 15:00~17:00
第7回 第2次モダニズム研究会(全60回)

テキスト:藤枝晃雄訳『グリーンバーグ批評選集』より「「アヴァンギャルドとキッチュ」(1939年)
4時限:夕方 18:00~19:30
第25回人類史700万年の芸術:
日本美術入門:日本美術の超一流一流性について
5時限:夜 19:40~21:30
特別レクチャー;中川晋介のPCによる映画制作とアニメ制作について
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一般社団法人 TOURI ASSOCIATION
芸術分析塾ラカン 竹林閣:東京都新宿区新宿5-14-3 有恒ビル6F
※有恒ビルの1Fには「鍵の救急車」がある。
申込・問い合わせ(080−3605−5912 糸崎公朗) E-mail:糸崎公朗/itozaki
「竹林閣(新宿三丁目)への道順」 新宿三丁目駅下車(地下鉄は、副都心線、丸ノ内線、都営新宿線の3本があります。) 参加費 1コマ2000円、2 コマ3000円、3コマ4000・・・です。