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毎週木曜日に新宿三丁目の竹林閣で、塾と展覧会を開催しています。

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プロフィール

彦坂尚嘉

Author:彦坂尚嘉
彦坂尚嘉 美術家。アート・ネットショップ『きたいぶんしギャラリー3000』主催。ヴェニスビエンナーレ、サンパウロビエンナーレ、パリ青年ビエンナーレ出品。クイーンズミュージアム、テイトモダーン出品。芸術分析家、元立教大学大学院比較文明学特任教授。1946年東京生まれ。多摩美術大学油彩科中退。

糸崎公朗 フォトモ・アーティスト。『子供の科学』『デジカメwatch』連載。1965年長野生まれ。東京造形大学デザイン科出身

生須芳英 アーティスト。ノイズ音楽家。1991年生まれ。多摩美術大学夜間部中退。

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人間の人格

人間の人格そのものを、きちんと対象化しようとすると、難しいです。自分の人格すら、良く分かりません。ですから、他人の人格を簡単に理解できるものではありません。

しかし美術作品には、その人の人格が反映しているので、作品を見ていくと、変化がたどれます。作品で見えるものを、その人の人格そのものであると決めつけるのは無理と思いますが、ある数を見ていくと、作品を人格と考えて良いという範囲もあるように思われます。

そう言う意味で人格を捉えるレベルでは、人間の人格は変わっていきます。作品が変わっていくのは見られるからです。

かなり早いスピードで、人格は動くと思います。

その事実だけで見れば、人格を変えることは可能だと言えます。
だからといって、私が、いわゆる人格改造講座をやろうとは思いません。モラルとして正しくないと思います。何故かを、きちんと語ろうとすると難しいですが、いかがわしいです。

ただ美術作品というものを芸術分析して、つまりいわゆる美術批評ですが、私の場合は非常に緻密に分析しますが、その分析を介して、作品が変わっていくという、そういうプロセスで人格が変わっていくことは、まあ、許される範囲では無いかと思います。それでも急速な変化は危険であると思います。少なくとも、一段階を半年はかけないと、危ないです。

危ないというのは、急速な変貌は、すぐに元に戻ってしまうからですが、戻るだけなら良いですが、それ以上の被害を生まないとも言えないからです。その辺は、過去のアーティストの作品変化を見て説明しないと、空論になってしまいます。

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Facebookでの書き込み。

人間の人格は、簡単に変わってしまうという実感があって、短い文章を書きました。

一方でその人の人格は全く変わらないようにも見えるのですが、もう一方では、簡単に変わる様にも見えます。

鶴見済の『人格改造マニュアル』の様なやり方とか、動機には共感できませんが、事実として、人はかなり不安定であって、人柄は、変わるように見えます。

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