04.12
昨日のハムラビ法典の授業は、凄く面白かった。面白いというのは、自己反省が大きいものがあったということです。
私自身は、小さな時から病気病気できているので、そのことが、生きる事の齟齬かと思って来たことが、違いますね。人間の関係というものが、最低でも3種類あるのです。
文明の形成の力関係というか、根本を私が理解できていなかったことが、この法典で良く分かります。
文明の根底にあるものは、古代から変わらないものだったのです。
軍事的な統合と、支配の拡大としての戦争。
そして弱者への保護と、平等の確立、それを民主主義と呼んでもいいです。
が、そのことと、ブッダの出家は、矛盾するのです。
その辺が整理が付いたとは言いませんが、日本の大乗仏教が選んだものは、ハムラビ法典的な統治人格の課題です。弱者の保護を最重要課題にしている。
芸術が何であるかということと、仏教や、哲学が何であったのかと言うことは、全く違うのですが、とにかく、メソポタミアのバビロニア、さらにはシュメールという起源が面白いです。
もうちょっと考えますが、古代王権の確立と、戦争。そして統治の確立。ここからの離脱としての出家。