11.02
モーリッツ・フォン・オズワルド・トリオ/音楽雑誌【彦坂尚嘉の音楽私評】4
【『モーリッツ・フォン・オズワルド・トリオ』】
『モーリッツ・フォン・オズワルド・トリオ』は、モーリッツ・フォン・オズワルドというドイツのハンブルグに1962年に生まれた、マルチ・ミュージッシャンをリーダーとするバンドです。
特徴的なのは【第一階級】しかない音楽で、説明すると難しいですが、分かり安く言えば、最初から偉そうにしている音楽性があります。そこには、良い音楽でありそうに見えて、音楽の方法の透徹性が、実は無いという見せかけの非合理性が潜んでいるように思えます。
テクノ音楽とか、クラブの音楽として扱われています。ミニマル・ダブのトニー・アレンという、フェラクティのアフロビートの右腕だったアーティストとも共演していますが、このアルバムは違うようです。しかしアフリカン・ビートで、ミニマル・ダブとでも言うような音楽ですね。
コンガ、パーカッション : ウラジスラフ・ディレイ
コントラバス :マルクMuellbauer
ギター- ポール:セントヒレア
プロデューサー :モーリッツ・フォン・オズワルド
彦坂の芸術分析では、まず何よりも《無-文明》の《無-芸術》です。芸術としては《原-芸術》《芸術》《反-芸術》《非-芸術》は無くて、《無-芸術》だけの音楽です。その意味で興味があります。
《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》《ディープミステリ》《ノーネイム》《越境》《未知》《その先》《死》の10界があります。
《格》は《超次元〜163万8400次元》
そして《15超高温プラズマ》です。
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もう一曲紹介しておきます。同じ『モーリッツ・フォン・オズワルド・トリオ』です。
芸術分析してみます。
こちらは《無-文明》の《無-芸術》ではなくて、《非-文明》の《非-芸術》です。時代が一つ前ですね。
《非-文明》というのは、1975年〜1989年頃までです。14年ぐらいの短い時期です。
《無-文明》が1989、1991年頃から現在までですが、これは今後長く続くと思います。
《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》《ディープミステリ》《ノーネイム》《越境》《未知》《その先》《死》の10界があります。これは前と同じです。
《超次元〜163万8400次元》。これも同じです。
様態は、《高温プラズマ》です。前のが《15超高温プラズマ》でしたから、その前の段階ですね。
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【参考文献】
【『モーリッツ・フォン・オズワルド・トリオ』】
『モーリッツ・フォン・オズワルド・トリオ』は、モーリッツ・フォン・オズワルドというドイツのハンブルグに1962年に生まれた、マルチ・ミュージッシャンをリーダーとするバンドです。
テクノ音楽とか、クラブの音楽として扱われています。ミニマル・ダブのトニー・アレンという、フェラクティのアフロビートの右腕だったアーティストとも共演していますが、このアルバムは違うようです。しかしアフリカン・ビートで、ミニマル・ダブとでも言うような音楽ですね。
コンガ、パーカッション : ウラジスラフ・ディレイ
コントラバス :マルクMuellbauer
ギター- ポール:セントヒレア
プロデューサー :モーリッツ・フォン・オズワルド
彦坂の芸術分析では、まず何よりも《無-文明》の《無-芸術》です。芸術としては《原-芸術》《芸術》《反-芸術》《非-芸術》は無くて、《無-芸術》だけの音楽です。その意味で興味があります。
《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》《ディープミステリ》《ノーネイム》《越境》《未知》《その先》《死》の10界があります。
《格》は《超次元〜163万8400次元》
そして《15超高温プラズマ》です。
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もう一曲紹介しておきます。同じ『モーリッツ・フォン・オズワルド・トリオ』です。
芸術分析してみます。
こちらは《無-文明》の《無-芸術》ではなくて、《非-文明》の《非-芸術》です。時代が一つ前ですね。
《非-文明》というのは、1975年〜1989年頃までです。14年ぐらいの短い時期です。
《無-文明》が1989、1991年頃から現在までですが、これは今後長く続くと思います。
《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》《ディープミステリ》《ノーネイム》《越境》《未知》《その先》《死》の10界があります。これは前と同じです。
《超次元〜163万8400次元》。これも同じです。
様態は、《高温プラズマ》です。前のが《15超高温プラズマ》でしたから、その前の段階ですね。
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【参考文献】
☆Moritz von Oswald(モーリッツ・フォン・オズワルド)
80年代末のテクノ・シーン黎明期から現在に至るまで、モーリッツ・フォン・オズワルドは最も重要なプロデューサー/アーティストの一人として、エレクトロニック・ミュージック・シーンの中枢で様々なスタイルの作品を発表し続けているリヴィング・レジェンドである。
80年代には伝説のニュー・ウェーヴ・バンド、パレ・シャンブルグのパーカッショニストとしてトーマス・フェルマン(The Orb)等と活動。
90年代から完全にエレクトロニック・ミュージックへと移行、3MB(トーマス・フェルマンとのユニット)では、デトロイト・テクノのオリジネーター、ホアン・アトキンス、エディー・フォールクス、ブレイク・バクスターなどと共同作品を発表している。
その後、ミニマル・テクノの礎を築くプロジェクト、ベーシック・チャンネルをマーク・エルネスタスとのスタートさせる。同じフレーズが執拗に繰り返される奇怪なミニマル・サウンドは、当時のテクノ・シーンに大きな衝撃を与える。
ベルリン/デトロイトの架け橋としてミニマル・テクノは、ロバート・フッド、ジェフ・ミルズ、URのような代表的アーティストによって更に進化していった。
ベーシック・チャンネルが経営に携わったハード・ワックス(レコード店)と同様に、当時のベルリンを代表したクラブ、Tresorとそのレーベルの周辺を含む、まさにテクノ・シーンの中心として世界的に知られることになった。
12枚の傑作を発表したBasic Channelは、複数のプロジェクト/レーベル(Chain Reaction、Main Street、Burial Mix、Rhythm & Sound)へと派生/移行した。
モーリッツ・フォン・オズワルドの果敢な実験精神は、ニュー・ウェイヴ時代から現在まで脈々と息づいている。
また、伝説的なDubplates & Masteringのマスタリングそしてカッティング・エンジニアとして、シーン全体にその絶大な影響を色濃く残している。
2008年、カール・クレイグとの共作として1987年に録音されたカラヤン指揮のベルリン・フィルによる音源、ラベルの「ボレロ」と「スペイン狂想曲」やムソルグスキーの「展覧会の絵」などをエディット/リ・プロダクションを施したアルバムを発表する。
2013年には、ホアン・アトキンスとの共作アルバム『Borderland』とノルウェーのジャズ・トランペッター、ニルス・ピーター・モルヴェルとの共作『1/1』を発表。
2008年からスタートした自らの名を冠したモーリッツ・フォン・オズワルド・トリオは、ヴラディスラヴ・ディレイ(Luomo)の離脱を経て、現在は結成当初から活動を共にするマックス・ロダーバウアー (ex. Sun Electric) に加えてフェラ・クティのドラマー、アフロ・ビートの始祖であるトニー・アレンを迎えて活動を継続、今年最新アルバム『Sounding Lines』を発表したばかりである。