11.25
スレイヤー
音楽雑誌【彦坂尚嘉の音楽私評】6 スレイヤー
スレイヤーの新譜が出ました。
スレイヤーの結成は1981年で、ファーストアルバムが1983年のショウ・ノー・マーシーです。
さてそれから二五年目の新譜は11枚目の『リペントレス(後悔しない)』です。
《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》《ディープミステリ》《ノーネイム》《越境》《未知》の8界があります。
演奏している内容から言えば《その先》《死》の2界が最後に無いのはおかしいのですが、無いのです。
《超次元〜163万8400次元》はあります。
《上中下》で言うと《下の下》です。これは不変ですね。
《様態》は、《超・超・超・超高温プラズマ》はあります。しかし《15超高温プラズマ》はないのです。
スレイヤーは、不変で、進化できなかったのです。
残念!!!!
スレイヤーも老いたという感じが強い新譜です。
物足りないのです。
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1983年から25年間聞き続けてきたスレイヤーの新譜ですが、スレイヤーが老いたという印象があります。正確には老いたと言うよりも、進化しなかったという寂しさです。時代は25年たって、時代はもう一歩前に進んでしまった。しかしスレイヤーは、遅れてしまった。歳をとっても、果敢に進化しなければ、面白くないのですよ!