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毎週木曜日に新宿三丁目の竹林閣で、塾と展覧会を開催しています。

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プロフィール

彦坂尚嘉

Author:彦坂尚嘉
彦坂尚嘉 美術家。アート・ネットショップ『きたいぶんしギャラリー3000』主催。ヴェニスビエンナーレ、サンパウロビエンナーレ、パリ青年ビエンナーレ出品。クイーンズミュージアム、テイトモダーン出品。芸術分析家、元立教大学大学院比較文明学特任教授。1946年東京生まれ。多摩美術大学油彩科中退。

糸崎公朗 フォトモ・アーティスト。『子供の科学』『デジカメwatch』連載。1965年長野生まれ。東京造形大学デザイン科出身

生須芳英 アーティスト。ノイズ音楽家。1991年生まれ。多摩美術大学夜間部中退。

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違うデザイナーが作る質の差

違うデザイナーが作るエンブレムには、質の差というものがあるのです。

この3つを比べて欲しい。明確に質の差があります。

しかし今回の合格作品4点には、同じようなもので差が無いのです。

1万4千599件もの中から4つを選んだのなら、何らかの質の多様性がないとおかしいのです。このコンペは、日刊ゲンダイが指摘しているように謀略があるものだと考えられます。


s-032_01_20160410110344909.jpg

亀倉雄策先生の作品は、《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界があって、1964年という時代ではフル・デザインであったのです。

4界あるデザインは、モダンデザインの王道です。

階級論的には、【第一階級】【第二階級】【第三階級】【第四階級】【第五階級】の全階級性があって、日本のオリンピックエンブレムとしては、非常にすばらしいものです。







ASAGAO.jpg

候補作の4点の1つですが、《サントーム》だけの1界なので、ペラペラです。

軽くて良いとは言えます。

《サントーム》だけというのは、奇妙に不潔で、気持ちが悪いのです。

品格がありません。

階級論的には、最下層の【第五階級】性しかありません。

だから下品なのです。






s-彦坂尚嘉のオリンピックエンブレム

それに対して彦坂の作品は、《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》《ディープミステリ》《ノーネイム》《越境》《未知》《その先》の9界がありますので、重厚さがあります。

9界があるので、重すぎるとは言えます。

上品で、品格があります。

階級論的には、【第一階級】【第二階級】【第三階級】【第四階級】【第五階級】の全階級性があります。ですからみんなに愛されるエンブレムなのです。






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