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毎週木曜日に新宿三丁目の竹林閣で、塾と展覧会を開催しています。

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プロフィール

彦坂尚嘉

Author:彦坂尚嘉
彦坂尚嘉 美術家。アート・ネットショップ『きたいぶんしギャラリー3000』主催。ヴェニスビエンナーレ、サンパウロビエンナーレ、パリ青年ビエンナーレ出品。クイーンズミュージアム、テイトモダーン出品。芸術分析家、元立教大学大学院比較文明学特任教授。1946年東京生まれ。多摩美術大学油彩科中退。

糸崎公朗 フォトモ・アーティスト。『子供の科学』『デジカメwatch』連載。1965年長野生まれ。東京造形大学デザイン科出身

生須芳英 アーティスト。ノイズ音楽家。1991年生まれ。多摩美術大学夜間部中退。

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【 横倒しのピラミッドが、《近代》であった 】

【 横倒しのピラミッドが、《近代》であった 】

(後ろに、加筆しました。)

18世紀に産業革命が始まって、鉄道網(+汽船)=世界交通網ができると、古典文明は90度横倒しになった。

そのために時間構造は、アイオーンからクロノスに変わる。それまでの神に変わって、未来が希望として生まれたのです。 

#落選エンブレム展


s-産業社会《反-文明》12

みんなに分かるように解説すると、この図式はピラミッドの90度の転倒だけにして、2つのピラミッドを重ねない方が良いと思います。

しかし最終的な落とし込みが、現在の世界は、2つのピラミッドが重なっているという、二重ピラミッドであるというのが、今回のエンブレムの主題なので、どうしても、《近代》という時代そのものが、2重であったことを、最初から示さなければなりません。

一番代表的なのは、イギリスです。イギリスから産業革命が始まったのですが、しかしエリザベス女王は、同じ支配を継続したのです。女王陛下の支配と、産業革命と言う革命は2重になって、同時表示されているのです。

日本の明治維新もそうなのですが、近代天皇制の成立と、近代産業革命の導入は、重なっていたのです。

それは今日でも同様で、敗戦後の民主主義と、象徴天皇制は、重なっているのです。

この2重性を正面から自覚することが、日本人には難しいのです。

なぜに難しいのか?

それを理解するためには、最低で《人格》を、《想像界》と《象徴界》という二重性にしておかないと、理解できないのです。

つまり子供の人格では、理解は無理なのです。大人には理解できることなのですが、子供には理解できないのです。つまり、《想像界》だけとか、《現実界》だけとか、《サントーム》だけという単界の人格では、理解ができないのです。



大人になるというのは、複雑なことを理解する人格を形成することです。敗戦後に日本人は子供のママの人が増えてしまったのです。「国破れて人格者無し」。とくに1980年代の「新人類の発生」は、子供のままの人格の人が増えてしまったのです。

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