04.14
【《無-文明》の構造 】
時間が無くて、描くのが難しそうで《非-文明》の図式をハッしょったのですが、これが最後の《無-文明》の図式です。
つまり今日の《無-文明》と私が呼ぶ文明の状態は、天地が逆になっている。
男が化粧して女装してスカートを履き、女がタバコを吸い酒を飲み、東南アジアで売春ツアーをして男を買う。
ユイスマンが『さかしま』という小説で描いたように、すべてが逆さまに倒錯する世界。デザインが芸術になり、芸術がデザインとして扱われる。
無知こそが正しい知性であり、教養は恥ずべき肥だめとしてあつかわられる。
こういう《無-文明》が世界をおおって、いるように見えながら、しかし依然として古代文明の構造は続いている。
私としては、今日の文明は二重構造になっているということを、自覚する必要があると思います。
しかし古い文明の継続が、現在の日本の文化のように、レトロをすべてだと思い込むのは、マズイです。レトロは古いし、古さに逃げ込むのは、まあ、限界があります。
新しい文化が、古代《文明》の継続性として生まれてきているのです。
こういうことは現在のアメリカの大統領選挙の結果で、もっとはっきりとすると思います。普通に考えればトランプや、サンダースが勝てるはずは無い。しかし、とにかく分からなくなってきているという混乱を、私は《文化の死滅》と捉える。選挙システムも、民主主義も死滅に向かっている! #落選エンブレム展
つまり私としては、今日の文明は二重構造になっている。
そういうことは現在のアメリカの大統領選挙の結果で、もっとはっきりとすると思います。普通に考えればトランプや、サンダースが勝てるはずは無い。しかし、とにかく分からなくなってきているという混乱を、私は《文化の死滅》と捉える。選挙システムも、民主主義も死滅に向かっている! #落選エンブレム展