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毎週木曜日に新宿三丁目の竹林閣で、塾と展覧会を開催しています。

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プロフィール

彦坂尚嘉

Author:彦坂尚嘉
彦坂尚嘉 美術家。アート・ネットショップ『きたいぶんしギャラリー3000』主催。ヴェニスビエンナーレ、サンパウロビエンナーレ、パリ青年ビエンナーレ出品。クイーンズミュージアム、テイトモダーン出品。芸術分析家、元立教大学大学院比較文明学特任教授。1946年東京生まれ。多摩美術大学油彩科中退。

糸崎公朗 フォトモ・アーティスト。『子供の科学』『デジカメwatch』連載。1965年長野生まれ。東京造形大学デザイン科出身

生須芳英 アーティスト。ノイズ音楽家。1991年生まれ。多摩美術大学夜間部中退。

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東京都美術館・切断芸術運動というシミュレーション・アート展

中川晋介骸骨_切断【生命力30】



【東京都美術館・切断芸術運動というシミュレーションアート展】
毎週一日やってきた塾と逆三角関係展のメンバーで行う、芸術運動のシミュレーション展であります。
シミュレーションと言っているのは、今の時代は、20世紀の初頭のようには芸術運動はできないからです。

メンバーは全部で18人です。非常に多様性のあるメンバーで、色々な人がいます。

出品予定作品は、大きい作品から、中くらいの作品、そして小さい作品まであります。


美術作品。絵画作品。彫刻作品。
音楽作品。
映画作品。
批評作品。



一見多様な作品のようですが、皆、切断芸術であります。

「切断芸術」という運動で、今日の社会や経済、政治、そして軍事までに関わる《切断》的な状況を背景にしています。
時代は動いてきているという感覚があります。

動き方は、水平運動では無くて、下の方に向かって、深層心理を下降して行く動き方です。時間的な感覚です。こういう動きを《逆アイオーン》と言います。

空間的には、ポスト・リゾームという方向を考えていて、《逆グリッド》という、良くはまだ分からない空間秩序を摸索していきます。

《文明》論としては、《非-文明》から《無-文明》へと転回を追究します。


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切断するという問題を、技法から、美意識、時間構造、空間構造まで取り組むというシリアスな制作をしようというものです。

この息も詰まるような課題を、あくまでもシミュレーションとして、肩の力を抜いて、各自のリアリティの中で、ささやかに、等身大の作業で、具体的に制作していきます。

会場は東京都美術館です。

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ここに集まっているのは、塾と逆三角関係展に参加してきた全員ではありません。都美術館という場所を聞いて、「嫌だ!」と言って抜けた人たちもいます。

「切断芸術」というような名称の企画ですので、「決まったテーマ から 今やっても、想像だけになってしまうかなとか、真似事のみ になってしまうかなと、私には難しいことかもしれません」と言って不参加になったアーティストもいます。

そして私の方で、良い作品、面白い作品を作っていても、【生命力0】のアーティストは、極度の自己愛性人格障害者であるので、私自身の迷いを断ち切って、選ばなかった人たちもいます。


特に、東京都美術館ですので、美術館条令などで規制があるので、これに従えない可能性の有る人は誘いませんでした。あくまでも公的な秩序の中での美術展ですので、順法精神を理解することが前提なのです。


全体に言えることは、多様なタイプのアーティストを包み込みながら、にもかかわらず、自己愛性人格障害者を排除している傾向があります。私見を申し上げれば、17世紀や18世紀には、自己愛性人格障害者はエリートでありましたが、今日ではゾンビの映画にたくさん出て来るように増殖してしまっていて、インフレでありまして、可能性は無くなったと考えています。
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さて、8ヶ月間ほどの集中の中で、あまり欲張らずに、可能な制作を、できるだけ無駄を省いて、合理的に進めていきたいと思います。

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